IBの成績はどうやって決まる? 平均スコアはどのくらい?

こんにちは。
IB生専門のオンライン個別塾「EDUBAL Academy」です。

本記事では、IBの成績のつき方と最終試験 (final exam) について説明します。

筆記試験だけじゃない! IBの成績のつき方

IBDPのスコアは、42点 (1科目 7点x 6科目) + 3点 (EEとTOK) = 合計45点満点。
ここで注意していただきたいのが、各科目の7点は、試験の結果だけで決まるものではないという点。
IBの科目は、国際バカロレア機構が採点する外部評価と、学校の先生が評価する内部評価の2つが組み合わさって、最終的に7点満点で点数がつきます。
科目によって異なりますが、多くの場合、外部評価が点数に占める割合が70~80%、内部評価が20~30%です。

外部評価と内部評価の違いは?

一般的に、IBの外部評価は最終試験 (final exam) のことを指します。Paper 1、Paper 2と呼ばれる筆記試験のことですね。※Group 6「芸術」を除く。
このIBの最終試験は、年に2回、5月と11月に行われます。これは年に2回受験するというわけではなく、学校の新学期が始まる時期によって試験のタイミングが異なるという意味です。欧米系のインター校の生徒は5月、日本の一条校や南半球の現地校の生徒は11月に受験します。

一方の内部評価は、口述試験やレポート課題などを指します。口述試験の実施時期やレポートの提出期限は学校によって異なるため、学校の先生に確認しましょう。

IBの平均スコアは? Diplomaの取得率はどのくらい?

国際バカロレア機構は、過去の最終試験 (final exam) のデータを公表しています。
ここでは、2022年~2024年のデータを見てみましょう。

2022 May2022 Nov2023 May2023 Nov2024 May
受験者数(人)113,73218,038179,92220,266192,867
平均スコア(点)32.0030.9930.2429.130.3
Diploma取得率(%)86.1182.0080.0172.480.1

参照:Diploma Programme and Career-Related Programme statistical bulletins

IBの最終試験の受験者数は、5月試験と11月試験を合わせて年間20万人ほど。
平均スコアは30点前後で推移しています。
IBDP取得率は年によって多少のバラつきはあるものの、約80%と言えそうです。

これらのデータの他に、科目別・地域別のデータも閲覧することができます。
次回の記事では科目別の平均スコアについて取り上げるので、ぜひそちらもチェックしてみてください!